食物繊維は血圧の上昇を抑制する効能があり、おもに水溶性食物繊維が働きかけています。
水溶性食物繊維は塩分の吸収をおさえる働きがあり、高血圧の原因である食塩の成分のナトリウムは、特に水溶性食物繊維の海草類に多いアルギン酸によって体外に排出されます。
アルギン酸はカリウムなどのミネラルと結合することで海草独特のぬめりを生み出していますが、胃に入るとカリウムと離れ、カリウムがナトリウムと結合し一緒に排出されます。海草のアルギン酸の他にもペクチンを含むリンゴや柿も高血圧を防ぐ効能を持つ食物繊維です。
また食物繊維は高血圧の予防だけでなく、心臓病にも効果があるとされ、食物繊維の摂取量が多い人ほど心臓疾患や心臓疾患による死亡が少ないことが分かっています。1日に摂る食物繊維量が10g増えるごとに、心臓疾患にかかる確率は約15%、死亡する確率は約30%減る事がわかり、男女差はないとされています。
特に水溶性食物繊維のペクチンなは、は小腸からの糖や脂質が吸収されるのを妨げる働きがあり、心臓疾患の原因となる可能性がある糖尿病や高脂血症の予防に効果があることが原因であるとされています。
水溶性食物繊維を摂っている人の方が予防の確率は高いですが、不溶性食物繊維でも摂取していない場合と比べると予防効果があると判明しています。
食物繊維は穀物や野菜、果物と様々なものから摂取が可能ですが、果物や穀物由来の食物繊維は心臓疾患を減少させる効果があるのに対し、野菜由来の食物繊維にはあまり効果がないとされています。ただし心臓疾患に関しては、果物の方が効果がありますが野菜を食べないと他のビタミンやミネラルのバランスが崩れて他の弊害が出るので、野菜は食べても意味がないという事ではありません。
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